地蔵讃
「地蔵讃」は、仏教において地蔵王菩薩の大願と功徳をたたえるための偈頌です。
その中でも最も広く知られ、法会や日々の勤行で最もよく唱えられるのは、『地蔵菩薩本願経』の儀軌に由来する、古典的な八句の讃文です。この讃文は簡潔で、対句も整っており、地蔵菩薩の悲願と神力を見事に要約しています。
「地蔵讃」の五つの核心的な功徳:
- 先人を超度し、苦を離れて楽を得る:地蔵菩薩の「地獄の門を振り開く」という威神の願力により、悪趣に堕ちた亡霊や歴代の祖先を救い上げ、苦しみを軽減し、速やかに善道または浄土へ往生させることができます。
- 業を消し怨みを解き、夜の夢を安らかにする:真心を込めて讃文を唱えることで、菩薩が宿世の冤親債主の縛りを解き、身・心・霊のエネルギーを整え、不眠、多夢、驚悸などの問題を改善し、家宅を永く安らかに保つことができます。
- 福報を増し、衣食を豊かにする:地蔵菩薩は、衆生の願いを満たす「如意宝珠」のような存在であり、これを常に唱えることで自らの磁場が変わり、財運が徐々に開け、家庭の和楽と衣食の不足なきを守ってくださいます。
- 災厄を遠ざけ、神鬼の護持を得る:経典には、地蔵菩薩を讃えることで堅牢地神や天龍八部、善悪の鬼神から敬意と昼夜の守護を得て、多くの横禍、事故、疫病が消滅すると記されています。
- 智慧を開き、菩提を退転させない:讃文中の「智慧音裡、吉祥雲中」は、修行者の耳根を聡明にし、善根を増長させ、人生の方向における覚知力を高め、本来具わる清浄な心地を開顕します。
以下が原文です:
地蔵菩薩妙難倫,化現金容處處分。
三途六道聞妙法,四生十類蒙慈恩。
明珠照徹天堂路,金錫振開地獄門。
累劫親姻蒙接引,九蓮臺畔禮慈尊。
三途六道聞妙法,四生十類蒙慈恩。
明珠照徹天堂路,金錫振開地獄門。
累劫親姻蒙接引,九蓮臺畔禮慈尊。