東華帝君(木公祖)招請呪
正統道蔵の原始出典
この呪文の出典は『正統道蔵』洞玄部本文類の『太上洞玄靈寶赤書玉訣妙經』(下巻)。
- 成立年代:おおむね東晋時代(古い霊宝経の段階)に成立したとされる。
- 原始背景:経文には、この一節は東方の青い炁(気)を修持する秘要の法であると記されている。修行者は特定の時辰(立春や日々の早朝など)に東方を向き、東方の無上始青の炁と東嶽霊官青帝の神が降臨することを観想し、この呪を唱えて、「仙名を校定し」、「肝府を安治し」、「身に長生を得る」ために用いる。
核心功效:
- 陽気を調和し、旺盛にする:東華帝君は東方の生旺の気、万物化生の源を司る。この呪を誦持すると、帝君の「東華至真の気」と感応し、人体内の純陽の正気を補い、精神を充実させ、生気をみなぎらせる。
- 邪気を祓い、凶を避け、煞を化す:至陽の気は、あらゆる陰邪、煞気、魑魅魍魎を制することができる。この呪は霊岳を安鎮し(人体では五臓と元神にたとえられる)、周囲空間の風水と磁場を調整し、浄化する。
- 修煉を助け、心境を高める:呪文中の「三清を出入りし」、「太微に上登する」は、天界および高次の修行証位へ至ることを意味する。修道者がこの呪を持誦すれば、東華帝君の法力の加護を得て、修行の障害を取り除き、心神を明澄にし、三魂七魄を安定させることができる。
- 生機を役し、福を祈り財を招く:呪文中の「役運勾芒」とは、春と草木の成長を司る木の神「句芒」を指す。民俗や法事での応用において、これは天地間の成長、繁栄、資糧の力を起動することを意味し、財を招き福を納め、債難を解き、善縁を広く結ぶ利益を持つ。
以下が原文です:
東天九門、中有始皇、出入三清、遨冥華房。
安鎮靈嶽、役運勾芒、上繞青霞、九千光寒。
參駕羽輦、十二飛龍、左侍青腰、右衛神童。
今執法簡、焚燒玉文、誠心召請、列言上官。
身佩赤書、名參帝堂、願仙垂視、青錄薄中。
上天靈駕、來降我房、二炁混合、化形嬰藏。
招致華光、靈暉流灌、面生金容、坐致自然。
神明交通、天地無窮、東方帝君、速降聖壇。
嗡。阿。吽。攝。