覚醒前後
覚醒前後には何が違うのか?
一滴の水が大海を見るのと、大海が一滴の水を見るのと。
自己の見方について、
覚醒前は、一滴の水が大海を見る;
覚醒後は、大海が一滴の水を見る。
一滴の水が大海を見れば、
あなたは無知で、混沌としており、透き通らず、明確でなく、
自分自身の限界を超えることができない。
大海が一滴の水を見ると、
あなたは透き通り、明確で、軽やかで、幸せで、自在であり、
完全に自分自身を超越している。
一滴の水が大海を見ると、
あなたはまるで廬山(ろざん)の中から廬山を見ているよう;
大海が一滴の水を見ると、
あなたはまるで廬山から出て廬山を見ているよう。
一滴の水が大海を見ると、
あなたはまるで石ころが宇宙を見ているよう;
大海が一滴の水を見ると、
あなたはまるで宇宙が石ころを見ているよう。
一滴の水が大海を見ることは、
生き物として天(あめ)を見上げることに似ている;
大海が一滴の水を見ることは、
天として生き物を見下ろすことに似ている。
微小な思いから心を見ることと、
広く明晰で安定した心から思いを見ることは、
覚醒前後の違いだ。
感覚に立って心を見ることと、
心に立って感覚を見ることもまた、覚醒前後の違いだ。
頭脳から心を見ることと、
心から頭脳を見ることもまた、覚醒前後の違いだ。
要するに、
覚醒前には二元的または多元的な世界に生きており,
覚醒後には一つなる心または道に生きている。
覚醒前には夢の中に生き,
覚醒後には夢があなた自身内に存在する。
覚醒とは特別なものではなく,
それはただ,
心智(しんち)が本来あるべき位置に戻って,あなたや万物を眺めるだけなのだ。
by-台湾無畏如来芽大円満禅修センター