太上内丹守一真定経
『太上内丹守一真定経』は、『正統道蔵』洞神部本文類に収録された道教内丹修煉の経典である。
以下は真定経の効能である:
1. 肉体:生命を保ち形を養う、緑腸丹髄(究極の抗老化)
- 経文対応:
「道法生成、保命養形...緑腸丹髄、万世長存。」 - 現代語訳: 経文にある呼吸法と静坐法によって、全身の微小循環と内分泌腺(副腎、性腺、松果体など)を再調整へ導くことができる。道家の見方では、これにより骨髄や内臓の細胞が滋養され(緑腸丹髄)、体を強健にし、老化を遅らせ、寿命を保つ効能がある。
2. 呼吸:真息が綿々と続く(心肺と気血の強化)
- 経文対応:
「定神御気、真息綿々。綿々としてこれを存すれば、玄中の玄。」 - 現代語訳:速い呼吸を、極めて細く、均一で、あるかないかのような「胎息」の状態まで鍛える方法を教える。これにより酸素消費量を大幅に下げ、心拍を安定させ、中枢神経を鎮め、身体の気血の巡りを極めて円滑にする。
3. 感情:その真定を守り、道と一となる(感情管理とストレス軽減)
- 経文対応:
「その真定を守れば、自然に形神ともに妙となり、道と一となる。」 - 現代語訳:これは現代人に最も必要なものである。「守一」の集中訓練によって、脳は外界の不安、欲望、雑念を断ち切ることができる(世人の貪欲が生を損なう弊害を除く)。あなたの心境は止水のように「真定」となり、ストレスに強く、不安を消し、自身の感情を掌握する超然とした状態に至る。
4. 究極:陰を去り陽が純となり、白日のうちに超昇する(生命段階の変容)
- 経文対応:
「陰去り陽純となり、白日のうちに超昇し...至真道を成す。」 - 現代語訳:これは道教信仰の最高の追求である。体内のすべての否定的で、老化した、重いエネルギー(陰)を完全に錬化し、純粋で活力に満ちたエネルギー(純陽)へと転化し、最終的に魂と肉体を最も完璧に調和させ(形神ともに妙)、さらには物質的束縛を超脱して、道を得て仙人となる。
以下は原文である:
南岳七金宝山慶華紫光天母伝
仰ぎ聞く大道は、混沌始めて分かれ、天地を分立し、日月は経緯となり、元気を交合し、陰陽の精となる。道法生成し、生命を保ち形を養う。世人は茫昧にして、貪欲により生を夭す。今、聖義を伝う、兆は当に敬い行うべし。
元始上帝、諸新学の衆真に告げて曰く、我に妙道あり、久しく発言を秘す。夫れ二を動かして陰と為し、一を静めて陽と為す。二は則ち変有り、一は則ち常を守る。常を知り明を悟り、一を抱いて爽霊たれ。兆もし久しく視んと欲せば、当に金晶を服すべし。神を定め気を御し、真息綿々たり。綿々としてこれを存すれば、玄中の玄。中田に火流れ、陰魄上迎え、坎離交わり固まり、変化自然なり。惟だ定を本と為し、是を霊根と名づく。光明赫奕として、自ら乾坤を照らす。緑腸丹髄、万世長存。陰去り陽純となり、白日のうちに超昇す。
ここに玉宸大道君曰く、此れ一身の宝、万気の母なり。兆その母を得れば、六子生ず。兆は当に精しくその義を思い、その真定を守るべし。自然に形神ともに妙となり、道と一となり、天と徒を同じくし、これより大なるはなし。時に新学の諸真はこの妙道を聞き、静室に退き居り、一に専らにして静かに思い、其の太初に反り、至真道を成す。