普賢菩薩心咒
漢伝密教と唐密の出典:
漢伝仏教と東密でよく用いられる普賢菩薩の真言は「唵 三昧耶 薩怛鍐」(サンスクリット音写:Om samaya satvam)。
- 経典の出典:主に唐代密教の核心経典《大毗盧遮那成佛神変加持経》(略して《大日経》)巻二〈普通真言蔵品〉に由来します。
- 呪語の意味:意訳すると「平等に生じる仏不二の種子に帰命する」であり、衆生と仏が本来平等であることを象徴し、退転しない菩提心を起こすために用いられます。
チベット仏教でよく知られる心咒:
チベット仏教と現代民間で最も広く伝わる短い心咒は「嗡 梭嘎呀 梭哈」(サンスクリット音写:Om sugaya svaha)。
- 経典の出典:この呪語は《大方広仏華厳経》の関連陀羅尼儀軌から展開したもので、普賢菩薩の核心法門〈普賢行願品〉(十大行願)と密接に結びついています。
- 呪語の意味:「嗡(Om)」は諸仏の功徳を招請することを表し、「梭嘎呀(Sugaya)」は普賢菩薩の音写で、「妙行」または「普賢」を意味し、「梭哈(Svaha)」は円満成就を意味します。
功徳と修持の要点:
- 懺悔と浄心: 無始劫以来の罪業を消し去り、心を清らかにします。
- 無明を破る: 内心の貪・瞋・癡の三毒を揺り動かし、自性の光明を開きます。
- 願行の相応: 普賢の十大願と結びつき、心を安定させ、慈悲と包容を育みます。
- 本命守護: は干支が 龍、蛇 の人の専属守護神であり、特に仕事の順調さや災厄除けを願うのに適しています。
以下は原文です:
嗡 梭嘎呀 梭哈