玉皇大帝は、昊天金闕彌羅天宮に住んでおり、「玉皇大天尊『玄穹高』上帝」とも呼ばれています。正式名称は「昊天金闕無上至尊自然妙有彌羅至真玉皇上帝」です。道教で公認されているのは、鄭成功でもなく、関老爺子でもなく、一貫道の言う『玄靈高』上帝でもありません。
中国古代の宗教信仰において、『帝』や『上帝』という称号は、日、月、風、雨などの自然界や人間の運命、生死、吉凶を支配する最高神を指します。《洞玄靈寶真靈位業圖》では、玉清三元宮の右側に第十一と第十九の位置に『玉皇道君』、『高上玉帝』が配置されています。
《高上玉皇本行集經》では、玉皇の出身と来歴が語られています。遠古の時代、一つの光嚴妙楽国で、王様淨德と王妃宝月は老齢で子供がいませんでした。彼らは心から天に祈りを捧げたところ、夢に太上道君が現れ王妃に赤ん坊を抱かせました。夢から覚めると妊娠しており、丙午年正月九日に誕生しました。太子は成長し王位を継承しましたが、不久して国を捨て普明香嚴山中で修道し、その功徳を満たしました。経書には記載されており、その後三千劫を経て初めて金仙となり、更に億劫を経て初めて玉帝となりました。
《北極真武普慈度世法懺》にはこう記されています:『洞真本行経によれば:玉帝とは元炁の祖であり、造化の根です。静かで聖なる者は元始天尊;動いて神なる者は玉皇上帝です。彼は玉清官通明殿に住み、多くの天を統治し、多様な存在を育む万汇之主造化之原です。天では众聖之尊として存在し、この世では万教之主として君臨しています。』
玉皇大帝は道教において宇宙を支配する最高位にあり、多くの天を開化し、三界十方四生六道を総管しています。玉皇大帝は九章法服を着用し、珠冠冕旒を頭に戴き、手には玉笏を持っています。毎年臘月二十五日には、自ら聖降して人間界の善悪を巡察します。そして毎年正月初九日は聖誕の日であり、この時期には道観で祝寿道場が開催されます。また経文が唱えられ礼懺祈祷が行われることで道法興隆と国泰民安が願われます。